雑記の続き


今朝は雪が積もり、いよいよ、

クリスマスムードですね。















模型の白いパネルと終日、「にらめっこ」していると、

雪の白と相まって、頭がクラクラしてきます。


さて、昨日のブログで「惰性」という表現で、

建築を語ってみたのですが、

「意味が分からない」とのお問合せ。

ま、お問合せなんて大げさなことではなく、

妻に「いつもそうだけど、訳わからないよ」

という「ご指摘」を賜ったのです。。。。

「いつもそうだけど」という毒が含まれた感想に

心を痛めているのですが、あらためて補足。。。


昨日のブログで、

建築は「惰性」が強く効いているので、

そう簡単には変わらない。

と書きました。

そして、ワクワク感で仕事をドライブしたい、

というような結びとしました。

この「惰性」と建築の相関関係を書き加えてみます。


「惰性」とは、辞書を引くと、

これまでの習慣や勢い、という意味です。

慣習や習慣でやり続けていた事を、

続けていくうちに、安定していきます。

人間の脳は無意識のうちに安定を求めますから、

さほど熱意や意識などがなくなっていても、

ダラダラ、ズルズルとなんとなく

続けていってしまう。と、いう解釈です。

車のアクセルから足を放しても、車は慣性の法則で、

進みます。これが「惰性」が効いているということです。


これを建築にあてはめてみると、

建築は人間の身体ベースや生活ペースに関わる

衣食住に深く根付いていますよね。

「住み慣れた場所を離れたくない」というのは、

この「惰性」による安定・安心感だと思います。

身体や生活を基盤とした、これまでの習慣は

なかなか変えることは難しいです。

そして、我々、建築を生業とする人間にとっても、

慣習や建築的な基本ペースをそう簡単に、

変えることも出来ないと考えています。

建築の業務として、さほど熱意や意識がなくても

ダラダラと仕事をした気になり、

そのまま続けてしまう。。。。

これが、「惰性」が効いているということです。

つまるところ、

誰が図面を描いても、何となく家が建ちますし、

誰が営業しても、そこそこの住宅が

計画できるということです。

乱暴な言い方をすれば、

誰がやっても住宅が完成してしまう。


誰がやっても、そこそこできるのであれば、

私は、せめて、お客様とともに

ワクワク感で仕事をし、

ひとつひとつの業務を大切にし、

お客様との様々な対話をとおし、

お客様とともに信頼関係でもって、

住宅をつくっていきたいと思います。


・・・・雪、積もりそうですね。。。。

もうすぐ、クリスマスですね。

皆様はどう過ごされるのですか?






20131222

▼ 年内最後の連休は、、、北デザイン建築工房HPへクリック ▼

 http://www.kita-design.co.jp/

0 コメント:


 

Copyright 2006| Blogger Templates by GeckoandFly modified and converted to Blogger Beta by Blogcrowds.
No part of the content or the blog may be reproduced without prior written permission.