完成模型


今日は、昨日の宣言通り、

西区西野で工事進行中の住宅の、

完成模型を紹介します。

UP予定の写真が結構沢山あるので、

二回に渡り掲載します。

私の都合で恐縮ですが、

・・・・勝手に盛り上がります。。。

では、一枚目からドン!















南面のファサードです。

ファサードとは、建築物の正面という意味です。

ここの敷地は北側と西側の二面道路なので、

道路側から見れば正面は北側と西側なのですが、

模型作成者にとっては全ての方向が

「メインファサード」だったりします。















西側道路からです。

建物周辺がバウムクーヘンのように幾層にもなっているのは、

この敷地に高低差があるためです。















こちら側が北側道路面です。

インナーガレージやエントランスを配置しています。















実は、この敷地の高低差を表現するための

積層に、随分と時間を取られました。















エントランスへのアプローチです。

玄関ドアが開いています。


そう、ご覧になっている皆様が弊社へお越し頂き、

「北デザイン建築工房へお入り下さいますよう」

いつでも、ドアを開けて待っている訳なのです。。。。

・・・・タクシーと一緒です。

・・・・イヤイヤ、ベートーヴェン交響曲第五番の

「運命は扉を開く」です。

















「北側の高台から住宅を望む」ってな感じです。

ガレージシャッター横のボツボツした外壁は、

木製羽目板を厚さを変えて張るためです。















どう表現するか、大いに悩んだのが、

地下1階RC部の杉板によるコンクリート打ち放し部分でした。

杉板の割り付け寸法を正確に表現するため、

杉板型枠のサイズで一枚一枚張り付けています。















もちろん、窓サッシの枠もハマっています。
















このルーバーを糊つけするのが難儀でした。。。。

この住宅、1階部分がせり出しています。















屋根部分です。

ルーフドレンの谷も表現しています。

屋根勾配も図面通りにしてあります。

ウッドデッキで透かしたバルコニーも見えますね。















この模型の実寸サイズを説明するため撮影したのですが、

いまいちサイズ感がつかめませんね。。。。

釣果撮影のようにタバコの箱でも添えれば良かったです。















この模型、内部も相当作り込みました。

内部空間をより正確にお客様へ説明するため、

各階で分割出来るようにしています。

次回は内部の写真です。


明日からは、いよいよ12月ですね。

皆様、師走も何かとお忙しいことかと思います。

年末の締め、ひとガンバリですね。。。






20131130

▼ 模型提案のお問合せは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(西区西野)


いつもの現場進捗です。

西区西野の現場が続いていますが

・・・・私の写真撮影が追い付いていなく、

今後はその他の現場も紹介します。





























コンクリート打設後の硬化養生状況です。

コンクリートを型枠に流し込み、コンクリートの硬化を

じっくり促しながら養生しています。

この養生期間は基準により、壁、柱、梁、床、庇

などの部位ごとに日数が規定されています。

つまり、定められた期間を過ぎるまでは、

型枠を脱型することは許されません。





























1階床スラブの配筋状況です。

鉄筋による、キレイな幾何学模様です。

下の写真中央に見えるのはゴミではありません。。。

・・・・職人さんの腰道具です。



で、コンクリートの硬化期間を経て、脱型です。

脱型とは型枠を外して、打設したコンクリートが姿を現します。

コンクリート打ち放しにとっては、緊張の時です。

ちなみに上の写真とは日付けが違います。















コンクリートの表面を杉板で表現しているため、

型枠を外しても杉板はまだコンクリートに張り付いています。

これから1階部分の木造工事が始まります。















こんな感じのイメージです。

次回は、当該住宅を模型により紹介します。

・・・・って言うか、本音は、

模型を見てもらいたいのです。。。。


今日は寒い一日でしたね。

日暮れから路面がツルツルですよね。

皆様、路面凍結による転倒には、

くれぐれもご注意下さいませ。






20131129

▼ 過去物件を知りたいときは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

消費税引上げと優遇措置


今朝は、とうとう雪がつもっちゃいました。

12月はもう目の前ですね。。。

今日の話題は、

「消費税引上げに伴う優遇措置」 です。

チョット固いテーマですが、大切なお財布ネタ

なので、簡単に書いていければと思います。
















あらためて、今回は来年度からの

消費税引上げに伴う補助金優遇制度の内容です。
















まずは、「消費税引上げ時期」と、

「住宅ローン減税」の時系列フロー図です。

皆様がご存じのとおり、平成26年4月1日から

消費税8%になります。

第二波の消費税10%は、平成27年10月1日から。

上の資料どおり、消費税8%の期間が増税完結前

の最終駆け込み時期になります。


 













これは、後述しますが、来年度から新設される

「すまい給付金」 の、

収入による給付額です。














新設される「すまい給付金」は来年の4月から

制度開始予定です。

また、「すまい給付金」に併せて、同期間で、

「住宅ローン減税」が適用される見通しです。

上記資料が示すとおり、住宅ローン減税は、

「所得が多く、ローン金額が多いほど、

            メリットが大きい制度」 です。

すまい給付金については、

「所得が低いほど給付額が多い、住宅ローン

       減税の逆進性を補完する制度」です。














上記資料は、

「住宅ローン減税とすまい給付金の効果」

を示した表ですが、私達が一番気になる、

【 増税後の負担額 】を明記しました。

これによると、増税後の負担額はほとんど無く、

むしろマイナス計上される年収帯もあります。

増税後の消費税負担は、住宅ローン減税と

すまい給付金で相殺されることになります。



消費税引上げによる優遇措置として、

「2014年税制の目玉は大型減税と給付金」 です。

内容は、

「住宅ローン減税の最大控除の大幅増額」 と、

「すまい給付金の新設」 になります。



突き詰めて、この度の税制改正優遇制度とは何か。。。。

国が計上する予算を下記してみます。

「優遇制度」による住宅ローン減税の年間控除額合計は、

約5900億円。。。。etc

「補助金」による政策として、

・省エネ対策 で 1178億円
・耐震化対策 で 100億円
・木材利用ポイント で 410億円
・性能建材補助 で 100億円。。。。etc

住宅ローンの「0.3%・5年間」、「0.3%・10年間」の金利優遇は、

163億円ほどの国庫支出。

「1%・10年間」の優遇金利ならば数千億円の国庫支出になります。

これらの莫大な予算を投じる理由は。。。。

【国の住宅政策に沿うようマーケットを誘導するため】

と、考えられます。

そして、国の政策は、

【良質な住宅ストックの形成】に向かっていると、思われます。



この補助金優遇税制

「インセンティブ効果」 は、

お客様には大変、魅力的です。

ただし、お客様にとっては、国の政策的背景は

あまり関係ないのかもしれません。

出来る限り、家族にとって、

「良質な住宅を建てたい」

そして、

「可能な限り安価で良い提案内容」

を、望まれているはずです。



弊社では、きたる来年4月の新制度導入までに、

住宅プランに限らず、土地探しから土地提案、

改正税制や各種補助金に関する様々な質問に

対応します。

「どんどん私どもを利用して下さい」

お気兼ねなく、お問合せ下されば、

慌てて、勉強します。。。。

と、言うのは冗談ですが、



ジックリと計画を始めるには、今からがイイ時期だと思います。



ユダヤの口伝タルムードの格言で、

「身体は心に依存する。心は財布に依存する」

という言葉があります。

今日のブログの冒頭に書きましたが、

「お財布ネタ」は住宅計画を始めるにあたり、

一番に大切なことだと思います。



是非とも、ご相談下さいませ。





20131128

▼ 消費税増税で消費意欲が湧かないときは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

構造見学会のご案内


豊平区西岡で工事真っ最中の住宅で、

構造見学会を実施致します。

















延べ面積 104㎡(31坪)の住宅です。

コストに配慮したコンパクトな平面プランは、

住宅計画中の皆様への参考になるかと思います。

様々な検討を重ね、機能・仕様・コストを

バランスさせています。

是非、皆様のお越しをお待ちしております。


なお、工事中につき、予約制にて見学を承っています。

詳細については、弊社ホームページの

newsページにUPされていますのでご覧下さいませ。


住宅計画以外でも、建築全般へのご質問などが

御座いましたら、どのような内容でもお答えいたします。

・・・・ただ私、知識が限られていますので、解らないご質問

には後日勉強してから回答させて下さい。。。。


当日は防寒対策をお忘れなく。。。





20131127

▼ 様々な構造満載の北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

お引渡し

先日、新築住宅のお引渡しがありました。

地中海のような快晴の青空。

「アズーリ」って感じです。

・・・・サッカーじゃないっすよ。
















いつもの写真と画質のクオリティーが、

違うと思いませんか?

気合をいれて、赤帯で撮ってます。

・・・・柔道じゃないっすよ。。















 























 
 

リビングダイニングは中庭に繋がります。















 
木製の製作サッシから望む中庭は、

趣のある空間になっています。

サッシの輪郭から庇とウッドデッキを伸ばしています。

これは、空間に奥行を演出するための仕掛けです。

庇を設けることで、光と影のコントラストによる、

抽象性を引き出し、単調なリビング採光に

ならないよう慎重に開口しています。



 

庇とウッドデッキを介し中庭との関係性に親和力を
 
与え、一体的な空間になるよう意図しました。
 
これは、リビングと中庭を繋ぐ中間領域(間)です。
 
この写真で、光と影が映し出されていますね。
 
白壁と影。
 
白と黒。。
 
ビアンコネロ。。。
 
・・・・サッカーじゃないっすよ。
 
 
白い壁って、よく汚れを気にされる声を聞きますが、
 
外壁の窓廻りの処理や屋根と外壁の取り合い部分
 
の納まりを工夫すれば目立った汚れを付きにくく出来ます。
 
あと個人的な意見ですが、白い建物の経年変化した
 
姿は他の色の建物と違い独特な風情を出します。
 
建築物の白色って、青がかって見えるので、
 
大気の塵埃を吸ったくすんだ程度の汚れは、
 
あまり気になりません。
 
新築当時のまぶしいくらいの白は劣化により
 
失われますが、そのかわりに風雨や風雪に耐えた
 
落ち着いた白と言いますか「白ねずみ」
 
といった表情になります。
 
えっ、「白ねずみ」が分かりませんか。。。。
 
実は私も分かりませんが、昔、大建築家が
 
「利休ねずみ」という訳の分からない事を言っていたので、
 
・・・・そのパクリです。
 
小ネタはもうイイっすね。。。
 
 
 
白は抽象性や精神性がある色ですので、
 
そのあたりをお分かりになり、且つ楽しまれる
 
お客様でしたら、住まわれていけると思います。
 
 
  
20131126
 
▼ 引渡し住宅を見たいなら北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(西区西野)

昨日の続きです。。。





























型枠に杉板を貼り、コンクリート打ち放し仕上げに

杉の木の肌理を表出するよう意図しています。

昔々の型枠はコンパネがまだ無くて、このように

木のバラ板を組んでコンクリートを打設しています

私の生まれるずっと前の話ですが。。。

京都市左京区にある、京都会館などは、昔の型枠で

コンクリートを打ち放していて、この木肌模様ですね。

アウトドアで渓流を沢登りしたとき、古い砂防ダム

に出くわしたりしますが、この型枠だったりします。

私、土木で用いるコンクリートの風合いが

結構好きで、建築のツルツルしたコンクリートも

それはそれで良いのですが、見飽きたのかも

しれません。粗い感じの打ち放しもグッときますよ。

まっ、設計サイドとしては、あれこれと理由をつけて

説明や紹介をする訳ですが、突き詰めれば設計者の

「好き嫌い」

だったりするので、皆様も注意して下さい。。。。






























外側から見た型枠です。

単管でコンクリートの圧力を抑えます。

型枠支保工などと呼ばれます。



以上の写真で過去分の現場紹介は完結です。

次回からはリアルタイムの現場情報です。



・・・・ここのところ、ブログ淡泊っすね。





20131125

▼ 住宅検討中の皆様へ北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(西区西野)

本日は、西区西野の現場です。

写真は11月5日のものです。















地下1階の壁配筋状況です。

鉄筋と型枠の空隙に断熱材を入れています。

断熱仕様は図面表記で、

FP板 t 65 A種3種(BⅢ) です。

FP板とは、一般的にスタイロフォームと呼ばれる

断熱材ですが、スタイロフォームって商品名なので、

通常、図面にはFP板と図示します。

FPとは「フォームポリスチレン」・・・・だと思います、多分。。。

発砲ポリスチレンという意味です。

FP板を簡単に説明すると、発泡体の断熱材
 
耐水性があり板状で適度な硬さをもっているので、
 
加工がし易くRCの打込みや外張り断熱工法
 
に適した断熱材です。
 
木造でFP板を使用する場合は大引間あるいは
 
根太間の床や土間床等の外周部対応などの
 
断熱材として用います。
 
余談ですが、スタイロフォームは、
 
ダウ化工 株式会社の商標名で正式名称は
 
「押出法ポリスチレンフォーム」
 
t 65とは65mmの厚さという意味です。
 
A種3種(BⅢ) とはFP板の等級(仕様)のことです。















壁の配筋から伸びている鉄筋組みは、

1階床梁です。

梁の鉄筋の長さが余ってしまい壁の中に

ゴチャゴチャと詰め込んでいるように見えますが、

これがとっても「大切なこと」なんです。

「定着」と言い鉄筋の引張力を保持するものです。

現場では「ノミコミ」なんて言いますが、

この呑み込み長さも重要で「余長」と呼ばれます。

定着も余長も実は細かい規定があるのですが、

イチイチ頭に入っていないので(一応、私だけ)、

現場に入る前に必ずテキスト(技術資料)

に目を通して、当然知っているような顔をして

現場に出向き、職人さんとやり取りする訳です。

定着長さや鉄筋の上下配置関係などの

是正や規定基準等を現場に伝えるのですが、

この細かい規定がスラスラ指示出来ないと、

カッコ悪いし、ナメられる訳なんですね。。。

鉄筋工事でのノミコミは非常に大切ですが、

私達設計者にとっても、ある意味大事です。。。















再び壁の配筋ですね。
 
オレンジの板が型枠です。
 
パネコートと呼ばれるコンクリートを打ち放し仕上げと
 
するときにコンクリート表面の肌がツルツルになるよう
 
型枠表面へウレタン塗料を塗ったものです。
 
通常のコンパネという型枠材より、やや高価なのです。
 
四角いところは窓です。
 
その窓開口に合わせて斜めに入っている鉄筋が、
 
開口補強筋と呼ばれる補強鉄筋です。
 
白くポチポチと規則正しく配されているものは、
 
型枠を固定する為にセパレーターという鉄の金物を
 
取付けるのですが、そのセパレーター間隔保持の為に
 
Pコンと呼ばれる白い円柱形のものを取付けます。

通常、コンクリート打ち放し仕上げに見られる、
 
丸いポツポツはこのPコンの痕によるものです。
 
このPコン割り付けも寸法を決めて、
 
デザインする場合があるのです。
 
 
 
予定していたUP写真が4枚控えています。。。
 
まだまだ説明したいことがあるのですが、
 
なんだか今日は長くなっているので、
 
次回に先延ばしさせて下さい。
 
 
 
 
 
20131124
 
▼ お時間があるときは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

北デザインノート

久し振りに仕事で徹夜をしました。

弊社スタッフ総出で。

読んで字のごとく、身を粉にしながら。

手前味噌ですが、なかなかのチームワークでした。

空が、「限りなく透明に近いブルー」に変わる頃、

目標のノルマを完了し、そのまま出社。



昔は3日連続徹夜が可能な程、

私は徹夜が平気でした。

いや、平気というか得意でした。

以前、医療関係者の知人から睡眠は8時間確保、

8時間が無理なら最低6時間は寝るよう助言を受けました。

精神と身体の機能上ということらしいです。

確かに、徹夜明けの頭ではブログの文章でも、

なかなかタイピングが捗らないものです。

















本日綴りたいテーマは、

「アイデア」 です。

私達の仕事では、設計プランや企画や計画が、

あるアイデアから出発して発展するケースが

結構あります。

施工内容の検討や現場の納めなども各自の

アイデアを持ち寄ったりしています。

でも、アイデアってなかなか浮かばないですよね。

会議や打合せで顔を突き合わせたら余計に

出なかったりして。



興奮して寝付けない程のアイデアからは

ほど遠いことですが、私でも出来そうなことがあります。

蓄積されている過去の経験や知識を「組み合わせる」

直観力を実践を通して鍛える。

実践された新しい経験は新たな蓄積へストックされる。

そして、より最適なベストマッチを組み合わせる。



身も蓋もないことですが、

普段から日々の仕事を意識的に「考える」事なしでは、

何も浮かばないのでしょうね。



弊社スタッフ一同、常に「考えて考えて考え抜いて」います。

企画や計画から目的を立ち上げ、

そして設計が発展させて施工で結実です。

そのひとつひとつの作業は地味で目立たない仕事ですが、

ひとりひとりのアイデアが詰まっています。



明日の23日は弊社定休日です。

そういえば本日の22日はイイ夫婦です。

まったく、関係ないですね。。。。


メタファーやメタメッセージが閃きません。

徹夜明けが原因では御座いません。


・・・・もっともっと徹底的に考えます。





20131122

▼ 新築アイデアの参考に北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(東区東雁来)

今日は東雁来の現場紹介です。

前回は設計趣旨などを長々綴りましたが、

今回は現場報告をします。

工事時期は10月上旬なので遡及紹介になります。















地業工事の根掘り(根伐り・根切り)です。

地業とは、基礎を支える為の基礎底より下に
 
砕石、杭などを設けた部分のことを指します。
 
また、掘削が終わった後に根切り底の地盤を
 
固めるための砂利・砕石などを敷き、
 
ランマー転圧などで突き固め、捨てコンクリートを
 
打設するまでの工程をいいます。
 
 













上の写真からは、基礎配筋状況です。

昨日紹介した地下1階鉄筋コンクリート造(RC)の

配筋よりはシンプルですよね。

これが木造2階建て住宅の一般的な基礎配筋状況です。
















細かいところは、弊社標準仕様により性能付加を

実施しています。

この後、コンクリートを打設(流し込み)して、土を

埋め戻しますので、写真で見える部分は土の中

になります。

土中に隠蔽される部分であり、しかもコンクリート

は性質上打設したのち硬化が始まります。

やり直しが効かない部分の施工が、工事着工

早々に訪れる訳です。















やり直しや補修が効かない、緊張する工程ですが、

鉄筋が組まれた姿って、キレイだと思いませんか。

一般の方々は見る機会自体が無いと思いますが、

是非、ご自宅建設の際はリアルに見て頂きたい。















幅1cmと1.3cmの鉄の棒による、「art」じゃないですか?

・・・・。ですか?



アートと言えば、

「ハーブ&ドロシー:ふたりからの贈りもの」

という映画を観たことありますか?

今日は「?」が多いっすね。。。

監督は佐々木 芽生さんという、

札幌市出身の女性です。

二作あって、一作目はハーブとドロシー夫婦の

ドキュメンタリータッチの映画です。

二作目は二人がコレクトしたアート作品の紹介が中心です。

詳細は弊社ホームページのスタッフブログにて、

ネタ切れのときに紹介するとします。



しかし、毎日暖かいですね。。。

ブログをご覧の皆様も気温差などで体調を崩さぬよう、

お気をつけて下さいませ。





20131118

▼ アートな気分のときは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(西区西野)


今日は西区西野の現場紹介3回目です。

地下1階の床スラブ配筋状況です。















幾何学模様に見えるのが鉄筋です。

上下2段の20cmピッチで組まれています。

鉄筋の下に見える空色のものは断熱材です。















写真中央上部に見えるのは仮設トイレです。

えっ、そんな説明までは要らないっすか。。。

まあ・・・・見れば分かりますね。















スラブ配筋からニョキッと出ているものはスリーブです。

スリーブとは、給排水管が壁や床・基礎などを貫通する場合に、

その開口を確保するためのさや管のことでコンクリートを

流し込む前にあらかじめ設置しておく筒のことです。

通常は塩ビ管を使用します。















高低差のある敷地なので、法面にブルーシートを敷いて

土砂の滑落を防いでいます・・・・多分。。。

工事施工箇所以外での現場管理が重要なのです。

・・・・したがって仮設トイレも重要なんです。

もう18日になるのでお終いにします。


ここ数日、晴れの日が続いていて暖かいですね。

もう少しばかり晩秋を楽しみたいところです。

「晩秋」といえば、ロバート・B・パーカーの、

スペンサーシリーズですよね。

私は「初秋」の方が好きなのですが・・・・





20131117

▼ 外出帰りに北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(東区東雁来)

今日は、以前紹介した東区東雁来で建設中の

「札幌版次世代住宅モデル住宅建設費補助金」

による住宅の続きを紹介します。



まずは1階の間取り図から。





















1階床面積は約76㎡(23坪)です。

居住エリアを壁で囲い込むコンセプトの平面計画です。

「囲い込む」なんて表現では、どこか閉塞感があるように

感じられる方もいるかもしれませんが、この計画、

一般的な暗く閉じた閉塞感や陰湿な雰囲気はありません。

むしろ適度な壁との距離により、隣地境界との緩やかな

緩衝帯としてこの壁があります。

あっ、少しウンチクのような説明になりますが、

この説明、まだまだ続きます。。。



次は2階間取り図です。





















2階は47㎡(14坪)と、コンパクトに納めました。

1階から2階へつながる動線や居室の配置は、

機能的な付加によりバランスさせています。

そして、この計画は敷地と住宅との関係です。

お隣の家との緩衝帯として壁を立ち上げることにより、

実質的な距離感を生み出しながら、その距離を曖昧な意味で、

「抽象化」したかったのです。


この壁は実質は閉じていながら、開いています。

というのは壁が存在することにより、壁が縁どる風景が余計に

際立つということがあると考えているからです。


壁で囲い込まれ、そして縁どられた風景や空の空間は、

この家に住む居住者だけのものとして、より一層引き立つことでしょう。

そして、この壁と住宅の間には、はっきりとした空間が立ち上がる

だろうと想像しながら、このコンセプトを創造しました。

                       
1階リビングからはウッドデッキを介して、敷地の空隙へ、視線と、

動線を促し、実際の広さや奥行よりも、より広く、そして、より遠くへ

と空間を活かしたかったのです。


もちろん、この壁に囲まれたエリアでは機能的な利用も想定しています。

駐車スペースであったり、家庭菜園スペースです。

一般的に機能的な意味を敷地に負わせてしまうと、敷地が本来

持っている奥行だとか、広がりみたいなものは損なわれてしまう

傾向にあるのですが、この隣地ギリギリまで設けられた壁により、

特別な中間領域になるだろうと思ったのでした。


その事を、この住宅に住まわれるお客様は理解して下さったのです。


決して、特別な仕掛けや仕様はありません。

ただ住宅の周りに3枚の壁を立ち上げただけです。

この壁は、西洋的な力強く個人を堅牢する「wall」ではなく、

我々日本人が慣れ親しんだ、日本的な「柱」のように曖昧で繊細な、

心や情緒を緩やかに繋ぐ、「結界」のような開かれた壁なのです。


長いっすね。。。

もう終わりにします。

次回は外観図なんかをお見せできたらと思います。



私・・・・、モノローグ的な独り言はペラペラ言葉が出るのですが、

他者の前では、いつもシドロモドロなのです。

どうしても人の前では赤面症や顔が引きつったりして、

どちらかと言うと閉じた人間なのですが、この文章を見た弊社スタッフは、

「何が開かれた壁だよ」・・・・

「お前が外部へ開いて、仕事取ってこい」

と、いう罵声が聞こえそうで、怖いです。




さて、、、営業がんばりまっす。




20131115

▼ 弊社スタッフ紹介は北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

北デザインノート

今日は弊社の仕事について書き綴ろうと思います。

基本的に弊社の社風は、

「オープンマインド」です。

オープンマインドって色々解釈はありますが、

・何のわだかまりも無い素直な心で物事に臨む。

・偏見がなく心を開いていること。

・思い込まない。

・いつも正直。

・自分をさらけ出す。

・虚心坦懐(きょしんたんかい)

・・・・などなどありますよね。



我々の最終目標は良質な住宅や建築を

お客様へお渡しすることに尽きます。

その過程でお客様とのやりとりを通じて、

オープンマインドに作業を進めるよう努めています。



ビジネスって結果が早いと思いませんか?

感じのイイ営業と底意地の悪い営業では、

必ず感じのイイ営業に仕事がまわります。

性能や機能がまったく同じ商品でしたら、

価格が安価な物と価格が高額なものでは、

必ず価格が安価な物が売れます。

オープンマインドのあるスタッフが担当する住宅と、

クローズマインドのスタッフでは必ず、

オープンマインドのスタッフが担当した住宅が、

すばらしものになると思います。

そういう意味では、お客様の評価は正確ですよね。



私達が考えるビジネスのルールがあります。

「お客様の欲する結果や成果を提供する」 です。

100人いれば100人それぞれの欲するものが違います。

100組の家族がいれば100組の家族が欲する

生活がありますよね。

そのパーソナルな条件をひとつひとつ、

拾い上げながら仕事を進める。

これが北デザイン建築工房の、

オープンマインドです。



写真無いっすね。。。。

明日からは通常営業で業務進捗を紹介します。




20131112

▼ 北デザインをもっと知りたい方は北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/

現場進捗(西区西野)

とうとう雪が積もりましたね。

皆様、どうお過ごしでしょうか。

また冬がきますね。。。。

さて、本日は西区の現場紹介です。















9月下旬の写真なので、初秋のイイ頃ですね。















基礎配筋工事の状況です。















右上の車が止まっているレベルが前面道路です。

前面道路と3mくらいの高低差がありますので、

この建物、法律上の区分では、

地下1階、地上1階の2階建て住宅になります。

ちなみに構造は、木造一部RC造です。

一般の皆様方に、RCとは、

レインフォースド コンクリート(Reinforced Concrete)

通常、鉄筋コンクリートと呼ばれる構造です。

レインフォースとは補強とか引っ張りに強い

という意味があります。

コンクリートの性質として、圧縮力には丈夫ですが、

引張力が弱い為、この引張力を鉄筋を入れて

補強する訳です。















いわゆるダブル配筋というものです。

地下1階部分はRC構造なので、通常の木造2階建

の基礎で用いる鉄筋より径(太さ)の大きいものを

二列(ダブル)で配筋していきます。

写真上ダブルで立ち上がっている鉄筋部分が、

地中梁といわれる構造梁です。

これからドンドン鉄筋が組まれていき、

モダンアートのような幾何学的な造形になります。

次回はスラブ(床版)と言われるRC構造の床の

配筋状況をご紹介します。


皆様、冬タイヤの装着はもうお済みでしょうか。

先程も夏タイヤのまま帰宅したスタッフが凍結

路面で立ち往生してしまい救出に向かいました。

まだこの時期、日中は凍結も緩むとは思いますが、

お気をつけて運転して下さい。





20131111

▼ 路面がツルツルで外出したくないときは北デザイン建築工房HPはコチラから ▼
 http://www.kita-design.co.jp/


 

Copyright 2006| Blogger Templates by GeckoandFly modified and converted to Blogger Beta by Blogcrowds.
No part of the content or the blog may be reproduced without prior written permission.