現場進捗(西区西野)


只今、現場見学会真っ最中の西野の現場からです。

今日は仕上げ材料をメインにご紹介。















玄関アプローチの外壁です。















面材はフラットな使用だけではありません。

素材の張り方や素材自体にひと手間かけて、

「テクスチュア」というインパクトを安価な材料で

立体的に仕上げてみました。















木材の目を浮き立たせる、「うづくり仕上げ」

なんていうのは有名ですが、お客様との

打合せの中でのアイデアや思いつきで

結構いろいろな表現が可能です。

・・・・ちなみに、これは「うづくり仕上げ」ではありません。。。















外壁の塗装も着々と進んでいます。















リビング開口部窓の径間にある壁を、

質感のある仕上げにしています。















この材料は、お客様自らが見つけ出したものです。

古木のように染色した木材を積み重ね、

スライスしたものを面材に使用しています。

積層の適度なバラつきが自然の木目のような

素材感を醸し出しています。
















フォトジェニックな壁ですよね。。。















こちらは洗面脱衣室天井の羽目板仕上げです。

露出がアンダー気味だったので、

色調補正したのですが、白木っぽくなり補正失敗。。。

現物はもっとウッディーです。















こちらの写真も能舞台のような

色調になってしまいましたが、

現物の羽目板は、もっと木理がはっきりしています。

でも、無垢の木は雰囲気があってイイですね。。。

施工側としては、無垢材の木は乾燥収縮により、

暴れたり、反ったり、痩せたり、無塗装だと変色したり、

傷つきやすかったりして、扱いづらいのですが、

材料のもつ魅力には敵いません。。。


・・・・私自身の20代も、酔ったら暴れたり、体制に反ったり、

ストレスで痩せたり、日焼けクリーム無しだともの凄く黒くなったり、

他人の言動に傷つきやすかったりして、

大変、扱いづらい人間だったのですが、

建築を生業にしてきたおかげで、

・・・・既製品のように扱いやすい人間になりました。。。



下手な扱いをすると、クレームになりかねない無垢材を

選択されるお客様は化学製品と比較して、

無垢材のもっている、余分な要素がなく、豊かで素朴な

質感に惹かれるのだと思います。



「少ないほど、豊かである。

省くほど、豊かになる。」


ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969)






20140128


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